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電動アシスト自転車(以下、電チャリ)と聞けば、いわゆるママチャリや子供を乗せるようなファミリーモデルをイメージされる方も多いかと思います。

しかし、近年e-bike元年ともうたわれるほど、ロードバイクやクロスバイク、MTBといったスポーツ自転車の風貌を装うハイスペックな電チャリが続々登場しております。

今回は電チャリの中でも、通勤や通学、趣味やツーリングに最適なスポーティタイプ4選を、当社の専門店スタッフが実際に乗り比べたリアルなインプレッションとともにご紹介していきたいと思います。

YAMAHA PAS VIENTA5(ビエンタファイブ)

PAS VIENTA5 エスニックブルー

VIENTAの良いところを一言でいうと「ちょうど良い」ところです。

一般車以上、スポーツ車未満といった位置づけの電チャリで、スポーツ車に近いスピードを体感することができます。

一般車の場合は3段変速が主流ですが、VIENTA5においては内装5段変速機が搭載されており、4速と5速が使用できるちょっとしたアドバンテージはVIENTA5ならではのうれしいポイントです。

スポーツ車の様なスタイリッシュなデザインを維持しつつ、乗車時もまたぎやすいコンパクトフレーム・身体が起きて楽な姿勢で走れるアップライトポジション設計など実用性もかねそろえた1台です。

また、ご用途によってはフロントバスケット、フェンダー、スタンドを必要とされる方も多くいらっしゃいますが、スポーツ車カテゴリーの中では取り付け可能な車種に限りがあります。

VIENTA5においては、大容量のフロントバスケットも、スタイリッシュなフェンダーもオプションで取り付け可能です。

サイドスタンドも標準装備されており、一般車とスポーツ車の双方の利点を取り入れた、まさにハイブリッドな電チャリです。

実用性もスポーティなおしゃれも両方というバランスの取れた「ちょうど良い」電チャリは、普段の生活の中で活躍すること間違いありません。

【製品仕様】

販売価格:139,320円(税込)
重量:20.9kg
フレーム :アルミフレーム
ギア:内装5段
タイヤサイズ:26インチ
バッテリー:リチウムイオン 12.3Ah
充電時間:約3.5時間

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YAMAHA PAS Brace(ブレイス)

PAS Brace アースブルー

フレームは標準的なクロスバイクのフレーム設計を採用しながらも、車輪の大きさをスポーツ車ではやや小さめの26インチサイズに抑えることで、より「気軽さ」を体感できるスタイルが印象的です。

Braceは先にご紹介したVIENTA5よりも、もう少しスポーティーに乗りたい!と言う方におすすめの電チャリです。

内装8段の変速機が搭載されており、乗車姿勢もVIENTA5よりもやや前傾姿勢になるため、よりスポーティーな走行が可能です。

アシストレベルもVIENTA5と比較してより強い設定となっているため、乗ったときの印象は「アシストの反応がよく、他の電動アシスト(一般車)と比べて全く違う走行感がBraceにはある」と感じました。

通勤や街乗りだけでなく、少し遠くに行ってみようと思える、そんな1台です。

※VIENTA5、Brace共に、身長が高めの方が乗った場合、サイズが小さく、乗車時にハンドルまでの距離が近くなりすぎてしまい乗りにくく感じてしまうことがあります。
その際はサイズ展開のある他車種がおすすめです。ex.下記ジェッターなど
※BRIDGESTONEからREALSTREAMという電チャリが発売されておりますが、実は製品自体はヤマハとの共同製作で、フレーム、スペックに関しては上記のBraceとほぼ同じ仕様になっています。

違いはデザインやフレーム色が異なるため、ご検討の際は「好きな配色があるかどうか」で決定するのも良いかもしれません。

※クロスバイクとは、ロードバイクとマウンテンバイクの良い部分を両方取入れ、舗装路を楽に快適に走るためのスポーツ自転車のことを言います。

クロスバイクの中にもロードバイク寄りのものとMTB寄りとで分かれています。

【製品仕様】

販売価格:171,720円(税込)
重量:23.1kg
フレーム :アルミフレーム
ギア:内装8段
タイヤサイズ:26インチ
バッテリー:リチウムイオン 15.4Ah
充電時間:約4.0時間

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Panasonic Hurryer(ハリヤ)

ハリヤ ストーングレー

こちらも先にご紹介したBrace同様に、26インチサイズの通勤・街乗りに最適なクロスバイクスタイルです。

車体価格はBraceと比較して3万円コストを抑えていますが、性能は維持しておりコストパフォーマンスに優れた1台です。

コストを抑えている要因は、バッテリーサイズに標準容量を採用している点と、後部の変速機に外装式の変速機を採用している点です。

しかしながら、標準容量とはいえ、約54km走行可能なバッテリー(オートマチックモード参照)は街乗りで使用するには充分な容量と感じる方も多く、外装変速機に関しても、スポーツ自転車は外装変速機のスペックが主流ですし、軽量になるというメリットもあります。

さらには、タイヤ幅が太くなっているため、街乗り使用時により安心感が得られることもうれしいメリットです。

機能面と価格面でバランスがよく取れたHurryerは、初心者の方から幅広いユーザーを満足させてくれる1台です。

【製品仕様】

販売価格:139,320円(税込)
重量:22.8kg
フレーム :アルミフレーム
ギア:外装7段
タイヤサイズ:26インチ
バッテリー:リチウムイオン 12.0Ah
充電時間:約4.0時間

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Panasonic JETTER(ジェッター)

ジェッター マットバーニングリーブス

JETTERの良いところ、それは「スポーツ自転車の乗車姿勢が正しくセッティングできる電チャリ」というところです。

乗ったときの印象は、上記に紹介した車種の中でも「最もスピードが出しやすい自転車」と感じました。

700C(インチ表記だと約28インチぐらい)と大きのめのタイヤが採用されており、1漕ぎでの進み具合が長くなることに加えて、前傾姿勢による空気抵抗の軽減でよりスピード感のある走行を実現しています。

VIENTA5やBraceなどはスポーティーではありますが、ポピュラー向けの位置づけでもあるため、本来のスポーツ自転車の推奨乗車ポジションとは異なっていました。

その中でJETTERは「スポーツ自転車の走りに応えてくれる」そんな電チャリです。

さらに、440mm(適応身長154cm~185cm)サイズと490mm(適応身長164cm~190cm)の2種類のサイズ展開があり、身長が高めの方でも自分にあったサイズを選ぶことができるのはうれしいポイントです。

※サイズ選びのポイント:
サイズ選びで注意していただきたいポイントは、まず「シートチューブの長さ」、そして「乗ったときのハンドルまでの距離」です。

特に、ハンドルまでの距離は部品自体を交換しない限り長さは変わりませんのでより注意していただきたいポイントです。

シートチューブに関してはサドルの調整で対応できるかどうか、ハンドル距離に関しては近すぎないか、無理のない体勢でしっかりハンドルを握ることができるかどうかをご確認ください。

また、サドル高の調整に関しても、実はサドルの高さをスポーツ自転車の適正位置にセットすることで、ペダルを漕いだときに膝が真ん中より上に行かず、太ももの筋力の負担軽減になります。

効率の良いペダリングにより、ロングライド時にも疲れが軽減され、快適な走行が可能です。

※適正サドル位置:
適正なサドル位置は乗車してペダルを一番下にセットした状態で、かかとをペダルに乗せ足が曲がらず真っすぐになる位置です。

自身に合ったフレームサイズの選択、また、適正なサドル位置の調整によって、新しい感覚での走行が可能となり、自転車が楽しくなること間違いありません。
  
そんなコアユーザーも満足させるハイスペックが満載なジェッターは、毎日の通勤などの実用面や、休日のロングライドなどの趣味の一環でも、幅広いシーンで活躍できる1台です。

【製品仕様】

販売価格:162,000円(税込)
重量:440mm:21.4kg、490mm:21.6kg
フレーム :アルミフレーム
ギア:外装8段
タイヤサイズ:700×38C
バッテリー:リチウムイオン 16.0Ah
充電時間:約5.0時間

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いかがでしたか。

ひとえにスポーツ車と言っても、様々な種類がございます。

スポーツ車選びの際には、ご自身にあったフレームサイズの確認やより詳細なスペックの比較が必要となります。

こちらの記事をご参考に、ぜひとも、ご自身にピッタリのスポーツ車を見つけてください。

モトベロでは、電動アシスト自転車をメインに取り扱う専門スタッフが多数在籍しており、お客様一人ひとりのご要望にそった車種選びのサポートをいたします。

また、各店舗の地域性やニーズ合わせた豊富な試乗をご用意しており、どなたでもお気軽にお試しいただけますので、ご検討中のお客様はぜひ一度、モトベロ各店までお越しください。

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