ファットバイクと呼ばれモーターバイクのような、太いのタイヤが特徴のBRONX Buggy。
他のe-bikeとは一線を画す見た目と乗り心地は、数多くのe-bikeをラインナップするモトベロの中でも異色の存在です。
今回は常駐の試乗車を導入しているモトベロ大阪枚方より走行インプレッションご紹介いたします。
Contents
【インプレ】異色のファットe-bike 『 Buggy 20 Stretch』
ファットバイクでおなじみのBRONX BICYCLEが電動アシスト自転車に取り組み誕生した全く新しいe-bike。日本国内ではなかなか見られないデザインが特徴の電動アシスト付きファットバイクです。
インパクト抜群なルックスながら、自転車として公道走行が可能で太いタイヤによる浮遊感のある乗り心地に、パワフルなアシストがマッチし、想像以上に軽やかな漕ぎ心地が魅力の自転車です。
走行インプレッション
枚方市駅より東にある宮之阪方面にかけて計10キロほど走行し検証しました。
京阪電車枚方市駅
枚方市駅周辺は全体的に平坦な路面でアップダウンは少なく、入り組んだ地形のためストップ&ゴーが多いのが特徴です。
また駅周辺は路面コンディションの差が激しく、自転車の衝撃吸収性が重要になる場面もあります。荒れた路面や街中の段差などでは20×4.0の極太のタイヤが重量のある車体を支え、安定した走行をしてくれました。
このエリアでは標準アシストのモード3を選択、平坦な路面のため加速もスムーズでモードを上げる必要はありませんでした。
天野川→宮の坂方面
枚方市駅より東にある天野川を越え、宮の坂方面へ。
平坦な道より一変し緩やかな登りが続くこのエリアではe-bikeの性能の肝となる登坂力を確認しました。丘のような道がじわじわと続く坂道が多く、電動アシストなしの自転車では押し歩きすることが多い地域です。
まずは平坦と坂道での走行感を比べるためモード3で走行しましたが、ギアを軽くしても車両の重量感を感じます。登坂自体は苦痛ではありませんが、スムーズさには欠ける印象です。
モード4や5に切り替えて上り坂を再チャレンジ。当然ながらモード3と比べると明らかにパワフル、”グイグイ進む”という言葉ピッタリの走行感です。
坂道専用にに設定されたかと思うほど明確な違いがあり、平坦な道と同じ走行感で登坂することが可能で重量感も気になりません。
シートによる乗り心地の違い


BRONX Buggy 20 Stretchはショートシートとロングシートの2種類のサドルが付属しており乗り手のスタイルによって交換が可能です。
ショートシートはシートの後ろにお子様乗せのチャイルドシートや荷物を積むことが可能ですが、シートが短く角の部分が固く、手をのばしてゆったりとした乗車姿勢は取りにくくなります、長時間の走行が困難だと感じました。
一方でロングシートでは後ろにチャイルドシート等の取り付け困難ですが座面が広くなることによりゆったりとした乗車が可能になる為、ゆったりとした姿勢で走行しやすい印象です。
下り坂での安定感
電動アシストとは離れた機能ですが、BRONX Buggyの特徴に車両の安定感があります。
下り坂の高スピードとなる場面でも長めのホイールベース、接地面が広くエアボリュームのあるタイヤはモータバイクのような安定感をもたらしてくれます。
制動力の高いディスクブレーキを備えていることも含め、スピード走行時特有の「ふらつきによる恐怖感」が軽減されています。アシスト性能もさることながら他のe-bikeと一番異なる点はこの”安定感”ではないでしょうか。
SPEC
- 材質/ (フレーム)アルミ、(フォーク)スチール
- 車体重量/ 29kg
- ブレーキ/ 機械式ディスクブレーキ(前・後)
- ギア/ 8段変速
- タイヤ/ Vee Tire Zig-Zag (20インチ×4.0インチ)
- 駆動ユニット/ バーファン 後輪駆動
- モーター/ 出力定格350W (DC36V)
- バッテリー/ リチウムイオン(パナソニックセル内蔵)
- 容量/ 約345W (DC36V/9.6Ah)
- 充電時間/ 4.5h (容量ゼロ – フル充電)
- 付属品/ LEDライト、専用ロングシート、充電器、取扱説明書
- 定価/¥275.000 (フレームカラーにより価格が異なります)
まとめ
今回ご紹介したBRONX Buggy 20 Stretch は車体のデザインインパクトが非常に強く人気の自転車です。街乗りでリラックスして走行されたい方や、一味違うデザイン性をお求めの方にオススメな一台です。
試乗車の導入はモトベロ大阪枚方のみですが、モトベロ全店にて取り扱いがございますのでご気軽にご相談くださいませ。