日常使いにおしゃれで便利な人気ブランド、『Votani byBESV』。

2020年のデビュー以来『H3』と『Q3』の兄弟モデル展開だった中、2023年にそれぞれの派生モデルである『F3』,『Q5』が登場し、4モデル展開となりました。

今回はそんなVotaniの4モデルを比較しながらご紹介いたします。

【レビュー】『Votani』の全4モデルを徹底比較!

Votaniとは


2014年にオランダで生まれた電動アシスト自転車ブランド。

e-bikeブランドであるBESVのエントリーブランドという位置づけで、BESVが誇るアシスト性能や制御技術を受け継いだ高品質な街乗り向け自転車をラインナップしています。

4モデル共通の特徴

バッテリー内装フレーム


Votaniシリーズ共通の特徴が、バッテリーを内装した見た目にもスマートなフレームデザイン。

Votaniのロゴが光る後部のバッテリーボックスはVotaniのアイデンティティです。

特徴的な角形チューブ


もう一つの特徴が太い角柱を曲げたような独特なトップチューブ。

それぞれにフォルムは違いますが、太い角形チューブ1本で構成されているのは全車種共通で、シンプルながら力強い存在感と流麗で洗練された雰囲気を兼ね備えています。

フレーム直付け型の前カゴ


全車種共通で、トップチューブのプレートを外すことで前カゴを搭載することができます。

この場合一般的な自転車と異なり自転車本体に取り付けるため、前カゴがハンドルの動きに追従しません。

最初のうちは慣れない感覚に戸惑いますが、重い荷物を乗せてもハンドルが重くならないというメリットがあります。

各モデルの紹介

H3

精悍な顔つきのマニッシュモデル


VOTANIのブランドを引っ提げてデビューした第一弾モデル。

ペダル根元からぐっと立ち上がったメインフレームや存在感のあるセンターバスケットなど、スマートな中にも芯の強さを感じさせる男性的なデザインが特徴です。

Q3と共通の特徴としてフロントフォークにサスペンションを備え、20インチ車両ながら路面の影響を受けづらく、快適な乗り心地を実現しています。

特徴的なセンターバスケット


H3をデザイン的に特徴づけているのがこのセンターバスケット。クラッチバッグやビジネスバッグを載せるのにちょうど良い薄型設計です。


これを外すことでまた違ったよりすっきりした雰囲気にチェンジできるのも特徴の一つ。

跨ぎやすくなるのに加えて隠れていたダボ穴を使ってボトルケージの装着が可能になり、よりアグレッシブな街乗り自転車に変貌します。

見た目のスタイリッシュさと街乗りの使い勝手を両立したモデルです。

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Q3

ロングスカートでも安心の低床モデル


H3と共にVOTANIブランドを代表するモデル。

男性的な雰囲気を纏ったH3に対し、柔らかな曲線を描く低床のU字型フレーム、アップライトな乗車姿勢など、女性を意識したデザインが特徴的です。

またH3同様フロントサスペンションを備え、段差を乗り越えることが多い街中でも快適な乗り心地を実現しています。

随一の跨ぎやすさと使いやすさ


小径故の小回りの良さと軽さに加え、見た目からも分かる通りの低床フレームでロングスカート、ロングコートでも漕ぎやすく、抜群の跨ぎやすさを誇ります。


更にQ5と共通の特性としてサークル錠を標準装備し、両立スタンドに換装も可能など、街乗りにおける機能面と使い勝手の良さは4車種の中でも随一。

小径だからこその扱いやすさと高機能性を兼ね備えた、街乗りやお買い物にベストマッチな一台です。

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F3

シリーズ唯一の折りたたみモデル


見た目からも分かるようにH3の派生モデルで、シリーズ唯一となる折りたたみモデルです。

それに伴いフロントサスペンションはなくなっていますが、その他の走行性能は遜色なく、若干小型化しているもののセンターバスケットも装備しています。


そのセンターバスケットも、取り外し可能な仕様とドリンクホルダーが搭載可能になる仕様はH3と共通。

後述のように車に積んで出先でアグレッシブに走り回るのであれば、ボトルケージは見逃せないポイントです。クリアランスの関係で、ボトルケージは横向きに取り出しやすいものがオススメ。

車載に最適


折りたたみはなんとハンドルとフレームの2カ所だけで、非常にシンプルかつお手軽。

大きさ、重さともに自動車に積むのに最適で、それでいてH3譲りの走行性能を保っているので、自動車で出かけた先での観光やレジャーに大活躍します。

日常使いはもちろんのこと、他の3車種にはない選択肢が広がる個性的なモデルです。

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Q5

随一の走行性能を誇る26インチモデル

※写真はオプション品のリアキャリア、両立スタンド、フロントバスケットを装着しています。

『Votani』4車種の中でも特に異色の存在なのが、唯一の26インチモデルであるQ5。

名前からも分かるようにQ3を大径化したような車両で、跨ぎやすさや標準装備のサークル錠、両立スタンドに換装可能なポイントはQ3譲り。


小径車の他3車種と比べて小回りや重量など扱いやすさの面ではやや劣りますが、変速は5段階にパワーアップ。大径かつロングホイールベースになったのと合わせて、より距離のあるライドに向いた自転車となっています。

シリーズで唯一子供載せが可能


そしてもう一つQ5を特徴づけているのが、リアチャイルドシートを搭載可能な点です。

オプションのリアキャリアと両立スタンドが必要にはなるものの、Q3譲りの跨ぎやすさのおかげで26インチとしては乗り降りの安全性が高い後ろ子乗せ自転車に仕上がります。

Q3の走行性能が物足りない方や、スタイリッシュな子乗せ自転車をお探しの方におすすめ。

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SPEC比較


スペックを比較すると、最軽量かつサスペンションの快適性と小回りの良さを備え、見た目にも個性的なH3。

H3同様の快適性と小回りの良さに加え、充実した街乗り向け装備と跨ぎやすさを備え、適応身長範囲も広い万能モデルのQ3。

H3の小回りの良さと性能、ルックスを継承しつつ折りたたみ化を果たしたF3。

Q3の跨ぎやすさと充実の街乗り装備はそのままに26インチ化し、リアチャイルドシートにも対応したQ5。幅広いニーズに応えてくれる個性的なモデルが揃っています。

モトベロ各店で展示中

今回、紹介しました『Votani』の車両はモトベロ各店にて展示をしております。

最新の在庫状況は店舗により異なりますので、お近くのモトベロへお問い合わせください。

店舗情報