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今回は電動アシスト自転車専門店であるモトベロが、2024年最新モデルの子乗せタイプの電動アシスト自転車の違いと、その選び方を『モトベロ名古屋星が丘』の店長がご紹介いたします。

これから、保育園、幼稚園の入園に向けてご検討中の方、すでにお持ちの方でも最新モデルへの買い替えをご検討中の方にオススメの記事となっておりますので、是非ご一読ください。

 

■子乗せ電動アシスト自転車とは

 

子乗せ電動アシスト自転車とは、前後にチャイルドシートを装着し、お子様を乗せてOKという基準である「幼児2人同乗基準適合車」の要件を満たした車両を指します。

この基準外の車両は、チャイルドシートは前後のどちらか『片方のみ』付けてOK、もしく前後ともに付けてはならない自転車ということになります。

今回は、全て「幼児2人同乗基準適合車」で、前後にチャイルドシートを装着して使用することが可能なモデルをご紹介いたします。

子乗せモデルは『前乗せ』or『後ろ乗せ』の2タイプ

子乗せモデルには、乗車するお子様の人数や年齢によって特徴が異なる、『前子乗せタイプ』『後ろ子乗せタイプ』の2タイプがありますので、下記のような特徴がございます。

それではもう少し詳細を見ていきましょう。

・前子乗せタイプ

前子乗せタイプはベビーカーのようなチャイルドシートが、自転車のハンドルに一体となった形が特徴となります。お子様の顔を見て、声を掛けながらの運転がしやすく、初めての子供乗せを探していらっしゃる方には特におすすめです。

 

下記のように、後ろには、バスケットを装着することで、荷物を載せることも可能となります。

 

また、お子様の成長に応じて、後ろチャイルドシートに移行した場合は、後ろに付けていたバスケットを前に移設することが可能です。

 

・後ろ子乗せタイプ

 

後ろ子乗せタイプはリヤキャリアにチャイルドシートが標準装備され、追加オプションでハンドルに子乗せを取り付けが可能です。

 

前後に子供をのせながらカゴに荷物を載せて使うことが出来る為、荷物の多い保育園への送迎を、子供二人同時に行う際などに、力を発揮します。

・チャイルドシートは何歳まで?

前に乗せるフロントチャイルドシートの中にも2つのシートがあります。左の画像のように、ハンドルと一体型になったシートと、右のようにオプションとして後付けでハンドルに装着するシートです。(シートの種類は車種によって取付できるタイプが限られます)

どちらのシートも、年齢:1歳~4歳未満、体重:15kg以下が基準となります。

後ろに取り付けるリヤチャイルドシートは、年齢:1歳~6歳(小学校就学前まで)、体重:22kg以下が基準となります。

 

・2つのタイプの違いは?

お子様の年齢を基準に選ぶ場合、『前子乗せタイプ』は、お子様が1歳になりたてで、まだ後ろに乗せるのは心配というお客様にオススメです。すでにご紹介の通り、フロントチャイルドシートは、年齢では4歳未満、もしくは体重15kgまでが基準の為、もうすぐ2歳になるお子様が初めてご利用の場合は、フロントシートに乗せられる期間も限られますので、『後ろ乗せタイプ』をお勧めします。

次の基準として挙げるのは、お子様の人数です。兄弟がいるもしくはその予定がある場合、前後のチャイルドシートにお子様を乗せることとなり、下記画像の状態となります。

運転する方にとっても、ハンドルからサドルまでの空間が広く、運転しやすく安定感も抜群ですが、デメリットは、バスケットが無い為、荷物が載らないということです。

一方、『後ろ子乗せタイプ』に兄弟が乗車した場合は、下記画像のようハンドルに後付けフロントシートを装着していることから、運転する方の足回りスペースが若干ながら圧迫されます。しかし、前後にお子様が乗っても、フロントバスケットがある為、荷物を載せての移動が可能となります。

このように、『乗せるお子様の年齢』、『乗せる人数』によっても、どちらのモデルを選択されるか重要な選択ポイントとなりますので、是非一度実際の車両に試乗してみることをオススメします。

それでは最新2024年モデルの各社の違いを見ていきましょう。

前子乗せモデル:メーカー別比較

前子乗せは、ブリヂストン、パナソニック、ヤマハの国内主要3大メーカーから、発売されています。

  • ブリヂストン bikke POLAR e(ビッケポーラー)
  • パナソニック Gyutto Croom DX/EX(ギュットクルーム)
  • ヤマハ    PAS Kiss mini un SP(パス キスミニ アン)

それでは個別にご紹介いたします。

・ブリヂストン bikke POLAR e(ビッケポーラー)

  • 全長:1760mm
  • 重量:30.8kg
  • 適応身長:138cm~
    ※3人乗り時適応は147cm~

比較した3台の中で地上からサドルまでの高さが最短で、70cmと最も低く、小柄な体格の方にも乗車しやすく設計されています。

またチャイルドシートの座面幅、奥行きが最も広くゆったりしているため、体格の良いお子さまでも、しっかり乗車いただけます。兄弟姉妹の年齢にあまり差がない、前後にお子様を乗せる期間が長い場合は、こちらのモデルがおすすめです。

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・パナソニック Gyutto Croom DX/EX(ギュットクルーム)

 

  • 全長:1795mm
  • 重量:31.6kg
  • 適応身長:142cm~
    ※3人乗り時適応は154cm~

ワンアクションでベルト調整が出来る、サンシェード付きのPanasonic ×Combiのオリジナルシートが人気。全長は3モデルの中で最長の1795mmで、直進安定性に優れており前後にお子様の乗せての走行ではより安定感を発揮します。

 

またフラッグシップモデルのギュットクルーム・EXには、手元スイッチで後輪サークル錠の解錠ができる電動ロック「ラクイック」が搭載されています。この電子キーシステムは、パナソニック独自のもので、一度慣れてしまうと普通の鍵には戻れない、他社より抜きに出た便利機能です。

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・ヤマハ PAS Kiss mini un SP(パス キスミニ アン)

  • 全長:1720mm
  • 重量:30.6kg
  • 適応身長:142cm~
    ※3人乗り時適応は146cm~

繭型チャイルドシートのコクーンルームプラスを搭載して安心感抜群。チャイルドシートのフロントガードがお子様の足から胸までをすっぽりと包み、万が一の際も、外部との接触からお子様をしっかり守ります。

※前年モデルからの変更点

 

バッテリーが従来より450gの軽量化。充電器も従来モデル比で40%の小型化を実現しています。

3メーカーの中で、最もコンパクトで軽量な設計は小柄な方にもおススメで、狭い路地での取り回しや、特に子供を乗せた状態での、スタンドの上げ下げがしやすいと評判です。

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後ろ乗せモデル:メーカー別比較

 

後ろ子乗せモデルも、前子乗せと同様に主要3大メーカーからそれぞれ発売されています。

  • ブリヂストン bikke MOB dd(ビッケモブ)

  • パナソニック Gyutto Croom R DX/EX(ギュットクルームアール)

  • ヤマハ    PAS Babby un SP(パス バビー アン)

それでは、個別に見ていきましょう。

・ブリヂストン bikke MOB dd(ビッケモブ)

 

  • 全長:1810mm
  • 重量:32.4kg
  • 適応身長:142cm~
    ※3人乗り時適応は152cm~

「走りながら自動充電」を搭載し、1回の充電でオートモード90kmと他社より長い距離の走行が可能です。

前輪にモーターが付いた「デュアルドライブ」システム、チェーンのように錆びないベルトドライブなどの、他社には無い機能性とお洒落なデザインが特徴です。

また、ハンドル位置が高くフロントチャイルドシートを装着の際は、ペダリングを妨げにくい設計となっています。

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・パナソニック Gyutto Croom R DX/EX(ギュットクルームアール)

 

  • 全長:1880mm
  • 重量:31.7kg
  • 適応身長:142cm~
    ※3人乗り時適応は155cm~

ここ数年のトップセラーモデルで、子供の乗せ卸しのしやすさ、乗りやすさに定評があります。前乗せモデル同様、全長が3モデルの中で最も長く直進安定性に優れます。

上位モデルのギュットクルームR・EXには、手元スイッチで後輪サークル錠の解錠ができるラクイックが搭載されているところが、DXとの違いとなります。

 

※前モデルからの変更点

下記画像の「クルームフロントシート」は、待望のcombiコラボ商品のフロント用が今期新商品として発売され、このシートを装着に対応した、ハンドルとフロントバスケットに仕様変更されています。  

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・ヤマハ PAS Babby un SP(パス バビー アン)

 

  • 全長:1785mm
  • 重量:32.7kg
  • 適応身長:142cm~
    ※3人乗り時適応は146cm~

お子様の頭部を270度包み込むハグシートを搭載、扱いやすくコンパクトな車体が特徴です。坂道に大変強く、ぐんぐん進むアシスト感は、モトベロの各店舗でも坂が多い地域にお住いのお客様より好評を頂いております。

今期はカラーコーディネートにこだわった、ファッショナブルモデルのPAS Babby un SP crood.も人気。落ち着いたチャイルドシートとボディカラーに、レザー調のサドルとグリップを組み合わせた上品な可愛らしさが好評です。

PAS Babby un SP coord.(マットスモーキーブルー)

 

↓PAS Babby un SP coord.(ブリックレッド)

前年モデルからの変更点

 

バッテリーが従来より450gの軽量化。充電器も従来モデル比で40%の小型化を実現しています。

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今期注目のニュータイプ

・パナソニック Gyutto Croom F・DX(ギュットクルーム エフ・デラックス) 

 

  • 全長:1795mm
  • 重量:30.1kg
  • 適応身長:142cm~
    ※3人乗り時適応は155cm~

コンビとの共同開発したクルームフロントシートと専用バスケットを標準装備した、これまでに無かった『後付け前子乗せ』モデル。

従来のクルームR・DXよりもフロントチャイルドシートの取り付け位置が低く、ふらつきにくい設計となっており、子乗せ自転車が初めての方にも扱いやすい車両です。

また、専用フレームのおかげで、ペダリング時にチャイルドシートが干渉しずらい為、高身長の方にもおススメです。

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購入時のポイント

 

・購入時は必ず試乗を!

このように、専門店スタッフからスペックやそれぞれの特徴などをご紹介させて頂きましたが、お客様それぞれのライフスタイルによっておすすめ車両は変わります。よってお伝えさせて頂きました内容を知って頂いた上で最後は、実際に店頭でお子様と一緒にご試乗されることをお勧めいたします。

インターネットやカタログで見た目やカラーなどは確認することができますが、実際の走行感や車両を跨いでのサイズ感などは、ご試乗いただくことでしか判断がしにくい部分です。

大変便利な電動アシスト自転車は、子育て世帯のライフスタイルに欠かせないものとなりますので、是非店頭にてご試乗ください。

試乗車リスト一覧

アフターケアについて

・定期メンテナンスが大切

最後に、もう一つ、大切なこととして、電動アシスト自転車を購入後、長く安全にお使いいただくためには、『定期メンテナンス』が不可欠です。

長期使用によるブレーキやタイヤの劣化は、制動性や走行性能が悪化し、思わぬ事故のもととなる可能性があります。

定期メンテナンスは故障の予防や早期発見に効果的で、メーカーも6ヶ月に一度の定期点検を推奨しております。

モトベロでは、車両ご購入のお客様に『メンテナンス永年無料』をサービスとして付帯している為、多くのお客様に定期点検にお越し頂いております。

モトベロでは、下記をご購入時のオリジナルサービスとして自動付帯させて頂いておりますので、ご参考にしていただければ幸いです。

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店舗情報

 

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